その2, 3で科研費申請書の様式と審査項目について確認しました。特に、短時間で申請書を作成している際は、各審査項目に対して「抜け落ちなく」「バランス良く」記述することが大切です。丁寧な記述が出来ない状況では、他の申請書と比べて加点は見込めないかもしれませんが、大きな減点さえなくせば、相対的に総合評点も高まることが期待できます。
各審査項目でのバランスを意識すれば、申請書上の各項目の記述量も自然とバランスがとれます(以前の科研費申請書のように、様式によっては相当意識しないと記述量のバランスを取ることが難しい場合もありますが)。時には、一段落を丸ごと他の項目に動かすことで、全体の印象が格段に良くなることもあります。直前の確認の際には意識してみてください。
今年の様式では、申請者自身のこれまでの研究を記述する場所が、1(1), 1(3), 1(5), 2(1)に分散しています。どこに何を書くか難しい部分でもあるのですが、記述量・内容のバランスを取ることにも使えます。少し、意識してみてください。
